最近、耳にする「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉について、調べてみました。
会社は辞めず、与えられた仕事だけをきっちりこなして定時でさっと帰る――そんな働き方を指しているようです。2022年、米国の TikTok から火がつき、日本でもじわじわ広がりました。残業や飲み会、上司への提案はパス。成果に「+α」を乗せるより、とりあえずノルマを終わらせることを優先するようなひとのこと。
背景には、頑張っても給料や評価が上がらないもどかしさ、仕事が際限なく増えるやりがい搾取の感覚、上司と気まずくて安心して話せない空気、そして「仕事より自分の時間を大事にしたい」という価値観の変化が重なっています。
ある調査では、アメリカの働き手のほぼ半分が潜在的にこの状態にあるとか。いきなり辞めるわけではないので表面化しづらいのですが、やる気が下がったまま放置すれば、生産性や職場の活気は確実に落ち込みます。
企業側ができることは、いくつかあるでしょうが、まずは想いを聞いてみることでしょうか?月一回でも一対一でじっくり話し、相手を承認し、安心して意見を言える環境を整える――それだけで火種はもう一度やる気の炎は燃え上がるかもしれません。静かな退職は静かなSOS。気づいたときがチャンスです。