2026年6月4日・5日の2日間、周防学園さまの管理職を対象に、パワハラ予防研修を行いました。2日間で合計30名の方にご参加いただきました。
テーマは「パワハラ予防と心理的安全性のある職場づくり」。
本来は3時間の内容ですが、今回は2時間に凝縮し、ディスカッション中心に進めました。座学一方ではなく、話し合いながら学ぶスタイルだったので、参加された皆さんも、比較的ストレスなく集中して取り組めたのではないかと思います。
研修の流れ
研修は、次の3つのステップに絞って実施しました。
- Step1:パワハラ予防の基礎知識
パワハラの定義や6類型、グレーゾーンの事例をカードで確認しながら、すれ違いになりがちな言葉の意味と境界の難しさを考えました。 - Step2:自己理解/他者理解
エニアグラムを使って、自分のタイプや行動の癖を知るワークを行いました。
「まず自分を知り、相手との違いを理解することが、パワハラ予防にもつながる」という視点を共有しました。 - Step3:関係の質の向上
ダニエル・キムの「成功循環モデル」を取り上げながら、叱責やプレッシャーではなく、信頼関係から良い結果を生み出すサイクルについて意見交換をしました。
本来の構成では、最後に「Step4:行動指針づくり」を予定していましたが、今回は時間の都合で割愛し、各自が「明日からやってみたいこと」を書き出すところまでとしました。
参加者の声
研修後のアンケートでは、内容・話し方・理解度ともに、ほとんどの方が4〜5の高い評価をつけてくださいました。
自由記述欄には、次のような感想が寄せられています(以下、要旨)。
- 「自分と相手の価値観は異なるのが当たり前だと、改めて認識できた」
- 「相手を傷つけない声かけや、感謝の言葉を意識していきたい」
- 「パワハラ問題は線引きが難しいが、自分の関わりを振り返る良い機会になった」
- 「上司として、部下を認めて育てる役割を再確認できた」
- 「エニアグラムやリフレーミングを、利用者さんやスタッフとの関わりにも活かしたい」
「自分を見つめ直す時間になった」「管理職だけでなく部下にも聞いてほしい内容だった」といった声もあり、単に“パワハラをしてはいけない”と注意する研修ではなく、「どう関わればお互いが働きやすくなるか」を一緒に考える場になったと感じています。
今後に向けて
パワハラ予防研修を法令上の義務として捉えるのではなく、「違いを認め合い、安心して意見が言える職場づくり」というキーワードを共有しながら、今後も必要に応じてフォロー研修や、現場で使いやすいツールの提供などを続けていきたいと思います。