なぜ今「義務化」なのか?
背景にあるのは、実際に起きている死亡事故です。
特に建設業や運送業では、真夏の作業中に倒れ、そのまま帰らぬ人となる事例が後を絶ちません。
命を守るための取り組みが、ついに「義務」として位置づけられたのです。
きちんと知って備えることで防げた事故を自分事として捉えたいものです。
さて中小企業がとるべき「3つのステップ」を以下にまとめてみます。
STEP ①:理解と啓発
まずは「なぜ必要か?」を経営者自身が理解し、社内でも共有する。
→ これは単なるルールではなく、人命を守ることにつながります。
STEP ②:体制・手順の整備
・誰が責任者?
・熱中症の疑いが出たら、誰にどう連絡する?
・救急搬送や家族への連絡は?etc
これは非常時のシミュレーション。事前に決めておけば、いざという時に動けます。
STEP ③:社内での周知と資料づくり
会議用には厚労省のパンフレットがありますが、フロー図などは一から作ろうと思うと面倒だというお声も聞かれます。
そこでこの記事の最後にはパンフレットに基づいたパワーポイントデータ(ひな形)も貼付しておきます。パンフレットにもある通り「あくまでも参考例であり、現場の実情に合った内容に」変更してお使いください。
以下、パンフレットです。こちらもご参考まで。